このページは教育キネシオロジーとブレインジムの新しい動きをお伝えするものです。
日本語に翻訳する際に、英語原稿にあるBrain Gym(R)の表記は、Brain Gym(R)(ブレインジム)としています。文章中にBrain Gymがあっても登録商標のマークがついていないときは、ブレインジムと訳しています。

□『EDU-K UPDATE』9月号の全訳
  ・Brain Gym®(ブレインジム)のニュース&イベント
  ・2011年の受賞者
  ・The Q:動きの本質
  ・今月のファカルティ
  ・Edu-Kの秘訣:
  ・Brain Gym®(ブレインジム)物語


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 EDU-K UPDATE 2011年9月号
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◇大成功!!
私たちのインターナショナル・キネシオロジー・カレッジとの共同会議は素晴らしかったです。「一体感(Oneness)」というテーマが打ち出され、私たち二つの組織はその挑戦を受けて立ちました。

特に、関連分野どうしを混ぜることによって豊かな学習環境を提供しました。参加者は異なる様式の比較と対照ができました。個人的・専門的成長の機会が広がった一方で、内容は広く多様でした。

開会式の輪にはハンガリーの伝統的なダンスと民族衣装がありました。それぞれの夜に、ダンスとドラムと馬牧場のライブバンドと、違った祝典がありました。会議の出席者は地元の人たちやケチュケメートの企業から両手を広げて歓迎されました。会議の主催者、スザンナ・コーブスは、市長との面会を含む市役所までのウォーキング・ツアーまでも開催しました。

新たな友情が構築され、言葉が学ばれて、今後の共同会議への関心が現われてきました・・・。

イベントの成功は感銘を与え、コラボレーションの胸躍る可能性がまだ残っています。さしあたり、2012年の米国コロラドでの年次会議をカレンダーにマークしてください。

そこでお会いしましょう!

事務局長  ケェリー・コーディ

◇Brain Gym®(ブレインジム)のニュース&イベント
〜2012年Brain Gym®(ブレインジム)年次会議〜
  2012年8月2〜5日
  アメリカ合衆国コロラド州フォートコリンズ
  コロラド州立大学にて
  詳細は間もなく!
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思い出してください。みなさんの地域でBrain Gym®(ブレインジム)デーを開けます。財団に名簿を提出すれば、財団認定インストラクターは開催の免許を交付してもらえます。ブレインジムデーは小会議の役目を務めるよう考えられています。その中身は、バランス調整、ゲスト講演、ネットワークづくりなどです。ブレインジムデーの展開に興味があるなら、info@braingym.orgに連絡をください。

◇新しいプロフェッショナル・メンバーです!
カナダ   1名(Marie-Therese Latulippe)
メキシコ  1名(Manuela Faviola Sanchez Meza)
南アフリカ 1名(Terry Webb)
アメリカ合衆国 2名(Mary Ann Beebe, Margaret Q. Roos-Codsi)
ベネズエラ 1名(Nancy Silva)

◇2011年の受賞者
2011年の受賞者のみなさんをお祝いしましょう。

ブレインジム・インターナショナルの使命としてボランティア活動以上の働きをされた方々へ与えられる、
「優れた貢献」賞
  *ヘンリー・レマンレイ(インドネシア)
  *イヴォンヌ・ベネル(オーストラリア)
  *カルロータ・ペレド・ロペス(スペイン)

Brain Gym®(ブレインジム)の分野で個人的に活躍された方へ与えられる
「すぐれた業績」賞
  *ウェンディ・ピレット(アメリカ合衆国)

学級という環境で普通と違ったやり方でブレインジムのプログラムを使ってきた方への
「動きを通した教え」賞
  *キャシー・カプリン(アメリカ合衆国)

注記:これらの賞への推薦は1年を通じて受け付けています。しかし締切日はどんな年でも6月15日です。受賞者は毎年の年次会議で発表され、賞を贈呈されます。詳しくはこちらinfo@braingym.orgまでメールしてください。

◇Ask Dave コーナー
ホームページの掲示板に寄せられた質問にデイブが答える「Ask Dave」コーナーです。

質問:ブレインジムのエクササイズは筋緊張の強い子どもたちにも働きますか?あるいは筋緊張の弱い子どもたちにのみ働きますか?その年までに脳が成長する6歳以上の子どもたちにも効果はありますか?

デイブの回答:6歳までに脳が完全に成長すると主張する研究者はこの分野にはほとんどいないでしょう。また、生涯にわたる神経可塑性の考えを支持する伸び盛りの研究があります。そうはいっても、私は筋緊張の強い、特に「爪先歩き」のあるクライアントがより適切な状態を得るのを見たことがあります。その何人かは6歳を超えていました。普通は、変化を永続させるためには特に、ひとつ以上のセッションが要りますが、時によってはひとつのBrain Gym®(ブレインジム)のセッションの後にのみ起きます。


◇ EDU-Kの秘訣
箱の外に出て考えてください!創造的になってください!Brain Gym®(ブレインジム)の組み合わせを作ってください!

先月のハンガリーでの年次会議は、ブレインジムの創造的な用途に満ちていました!今月の「秘訣」では、世界中で使われているブレインジムの革新的な方法をいくつか紹介しましょう。

トレーニングの日課にブレインジムを組み入れると考えてみてください。これは会議での分科会のひとつでした。ブレインジムの26のエクササイズとジムで行われていることとの類似点の数に驚かれるでしょう。そして動きを結合することによって脳のトレーニングをしてください。スクワットをしながらアース・ボタンをしていられますか?

格闘技とブレインジムは動きをベースにした別のワークショップです。多くの格闘技の型の中で、クロス・クロールはかなりよく見られます。リズムは内側から、またパートナーとワークするときに、重要です!

そして私たちはダンスをしました・・・パートナー・ダンスは3つの次元を全部使う必要があります。自分は空間のどこにいるでしょうか?パートナーはどこにいるでしょうか?自分たちの動きをまとめられ、他の人たちに突っ込むのを避けられるでしょうか?必要なときに避けられるでしょうか?方向性はどうでしょうか?

感覚を呼び覚ますワークショップやブレインジムのワークショップがありました。こだまのような歌やリズミカルな運動、遊び心に満ちた探検といった、系統だったゲームです。

26のエクササイズは出発点です!終着点にしないでください。エクササイズの意図を汲み取り、いつでも基礎に戻れることを理解して新しい領土へと前進してください!楽しんでください!


◇The Q:動きの本質    デボラ・スコット・スチュードベイカー
このコラムのトピックになりそうなものの長いリストに目を通すとき、あちこちの方向へ自分が引っ張られるのがわかります!調査するべきことはとてもたくさんあり、じっくり考えるべき豊富なアイディアがあります。私はペースを落として、単純で広い主題、「動き」へと、深く沈むことにしました。

EDU-Kの世界では、動きは、話し合いと教育のための明らかな基本線です。これ以上何を言えるでしょうか?

けれども結局は、下記のリストにあるような一握りの視点を含めて、分かち合うべきことがすごくたくさんあることがわかります。芸術、科学、音楽、ダンス、教育、そして哲学の世界からそれらはやって来ます。

今月は私の注釈を静かにさせて、違った角度から動きについてシンプルにただ考えるようお勧めします。そして、私は常に、あなたがするかもしれない新しい接続について何でもお聞きするのを楽しみにしています!

引用リスト:
「すべての創造的な活動は動きから始まる。」(ジョセフ・ジンカー)
「音楽は、水の動きの表現であり、そよ風によって記されるカーブの遊びである。」(クロード・ドビュッシー)
「動きは物体を通して話すだけでなく、生命有機体はそれから最終形態を借りている。動きは成長と構造につながっている。」(ルドルフ・ラバン)
「学習は瞬間から瞬間への動きである。」(ジッドゥ・クリシュナムルティ)
「気づきは私たちの身体的な動きを変える。私たちがより滑らかで弾力的になるとき、知的にも、感情的にも、精神的な動きや生活の精神的な動きも同じになる。」(エミリー・コンラッド)
「何かが動くまで何も起こらない。」(アルバート・アインシュタイン)
「重要なことはすべて、動きのこの一瞬である。その瞬間を重要で活気のある、生きるに値するものにしなさい。気付かれず使われないまま、こっそりなくなることのないように。」(マーサ・グラハム)


◇今月のファカルティ:一人に焦点を当てる代わりに、このコラムをいつもの使い方から新しいファカルティの紹介へと変えています。一緒に歓迎しましょう。

インターナショナル・ファカルティ
  イザベル・コンパン(スペイン)
  シンディ・ゴルデイド(アメリカ合衆国)
  ニキ・オナー(英国)
  ハンナ・コック(南アフリカ)
  シグリッド・ルース(イタリア)
  シェール・スミス(カナダ)
  ヨニ・シェンティル(イスラエル)
  田村祐子(日本)

ファカルティ
  カーメラ・ボルガー(イスラエル)
今後の号で彼らのブレインジムの旅の特集を続けます。上記のメンバー及びその他のファカルティにご期待ください。


◇Brain Gym®(ブレインジム)物語 シンディ・ゴールデイド&アラナ・ケネディ
迷った挙句くたくたに疲れて、彼女は平謝りに謝り、これ以上私の時間を使うわけにはいかないと言いながら私にお金を押しつけました。私は、方向がわからなくなるのはたぶんバランス調整の一部であり、彼女は既にプレ・アクティビティの状態だろうと示唆しました。眉が上がり、彼女は頷きました。私たちはバランス調整を進めるための目標設定に戻りました。

二、三日後、私の受信トレイの中に次のようなメールがありました。「拝啓 バランス調整の結果はあなたのブレインジムのキャリア記録のひとつになります。あなたにお会いした後、私は最後の章を書き終えることができました・・・8年間のプロジェクトの最後の5ページをあなたならどう書きますか?あなたの事務所へ「道に迷って方向を見失った」冒険旅行をするまで、私は自分がそんなに困った状態でありゴールの線をまたぐのが怖いのだとわかりませんでした。今なら人生はどうなっていくでしょう?また書くとしたら、それは私がそうしたいからです。私が心からそうしたいからで、成績のためではありません。私は自分が本当に怖かったのはそれだと思います。お力添えと忍耐をありがとうございます。」




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教育キネシオロジー財団/ブレインジム・インターナショナル
www.braingym.org
email: info@braingym.org




※記事の全容を英文でお読みになりたい方は下記へアクセスして下さい。
http://braingym.org/brochures/newsletter/July_2011.html
以 上

◆バックナンバー
  EDU-K UPDATE 2011年7月号
  EDU-K UPDATE 2011年3月号・2011年5月号
  EDU-K UPDATE 2010年12月号・2011年1月号
  EDU-K UPDATE 2010年9月号
  EDU-K UPDATE 2010年7月号
  EDU-K UPDATE 2010年5月号
  EDU-K UPDATE 2010年3月号
  EDU-K UPDATE 2010年1月号
  EDU-K UPDATE 2009年11月号
  EDU-K UPDATE 2009年9月号
  EDU-K UPDATE 2009年7月号
  EDU-K UPDATE 2009年4・5月号
  EDU-K UPDATE 2009年2・3月号
  EDU-K UPDATE 2009年1月号
  EDU-K UPDATE 2008年12月号
  創設者ポール・デニソン博士のインタビュー記事
  EDU-K UPDATE 2008年11月号
  教育キネシオロジーの創始者ポール・デニソン博士のメッセージ
  EDU-K UPDATE 2008年8月号